カテゴリ:予告情報
本報告は、近世・近代移行期の蝦夷地から江戸へ流通する皮革、その中でも特に牛皮とラッコ皮(猟虎皮)に着目し、これらの商品と被差別民との関わり合いを明らかにする。幕府は安政元年(1854)、箱館の開港を決定し、蝦夷地を直轄化する(第二次)。その後、明治2年(1869)、政府は北海道の開拓のために開拓使を設置する。このようにめまぐるしく変化する社会の中で、蝦夷地から江戸へ流通する皮革に対して、被差別民がどのような役割を果たしていたのかを解明していきたい。
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科国際日本学専攻(博士課程)修了。専攻は、近世史、特に西日本の皮革流通史研究を行う。部落問題に関する論文として、「近世西日本における皮革流通と皮商人-手代・手先の活動をめぐって-」(『史学雑誌』2012年10月)、「近世西日本の皮革流通と地域」(『日本歴史』2015年7月)、「近世の皮革流通における西と東」(『部落史研究』2019年3月)などがある。
日時 | 2023年10月28日(土) 13:30〜16:30 | |
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会場 |
東上野区民館・302集会室(リモート併用で行います) 台東区東上野3-24-6 tel.03-5807-1520 最寄駅:JR上野駅徒歩5分・東京メトロ上野駅徒歩3分 | |
申し込み |
参加ご希望の方は、会場参加・リモート参加、いずれも10月24日までに研究所事務局へメールまたはFAXでお申込みください。 会員以外の方は、お申し込みの際、ご所属をおしらせください。 | |
主催 |
東日本部落解放研究所・歴史部会 TEL 03-5603-1863 FAX 03-5603-1862 |