カテゴリ:報告情報
去る5月3日、表題の編著を上梓しました。初版は2006年、文子没後の80年に出版しました。その後、手記「何が私をこうさせたか」を全文収録し、調書、短歌、新しく事項を付け加えた年譜を付し、増補新版として13年に刊行しました。19年3月増補新版重版、さらに今回3刷を出すに至りました。文子の全貌を広く知っていただくために纏めたものです。
韓国ではかつて、テレビで2回にわたり文子が取り上げられ、文子の生き方に多くの人が感動したといわれます。近年では映画『金子文子と朴烈』として235万人の人々が鑑賞し「大鐘賞2017」5冠(監督賞・主演新人女優賞・美術賞・衣装賞など)を達成、日本でもロングランヒットを記録しました。ご覧になった方もおられるでしょう。
「3刷に寄せて」にも書きましたが、日韓関係の悪化のなかで、いま金子文子に学ぶことの意味は以前にもまして大きくなっているでしょう。ここに拙編著の案内をさせていただく所以です。
わたくしの紹介ということで、版元は、「特別価格」として、定価=本体価格3600円+税(360円)のところ、3960円×0・8=3168円で、送料実費(370円)の計3538円でお求めいただけます。直接、版元にお求めいただくか、わたくしにメールでご返信いただければ幸いです。
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連絡先 鈴木裕子 ys220315@pa3.so-net.ne.jp
1949年東京生まれ、早稲田大学院文学研究科修士課程日本史学専攻修了後、労働運動史・組合史編纂・執筆に携わる一方、女性史・社会運動史研究に従事。各地の大学での非常勤講師を経て、現在、早稲田大学文学学術院教員。早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員。女性運動史、フェミニズム、「従軍慰安婦」問題などに関する著書・編著多数。