カテゴリ:予告情報
報告テーマ | 神事舞太夫の身分と職分 |
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報告者 | 橋本鶴人氏(東日本部落解放研究所会員) |
舞々、神事舞太夫とは | 舞々・舞太夫は、関東では、浅草に居住した田村八太夫に率いられ、(習合神道)神事舞太夫と称して各地に活動を展開した。 関西では、中世史料に、声聞師が“まいまい”と記されて出てくる例もある。京都で曲舞を舞ったのは声聞師だが、しだいに、越前・加賀などから来る者が増え、幸若舞と呼ばれていく。 戦国期の相模では、相当数の舞々の活動が知られ、また三河には、北陸の舞々も度々来訪している。田村八太夫の先代の頭・幸松勘太夫は三河から江戸に出てきたものである。 以上に略記したのは、早い段階の研究の中で明らかにされて来たことだが、近年では、在地におけるあり方が具体的に追及され、神楽師・陰陽師・旅役者(集団)など、多様な姿が明らかにされてきている。 |
報告の趣旨 | 今回の報告では、舞々のあり方を一貫して追求してこられた橋本鶴人氏から、研究史を踏まえ、在地史料にそくしながら、舞々集団の身分的位置について、報告していただく。(藤沢靖介) |
橋本鶴人氏論文 | 「習合神道神事舞太夫に関する一考察」(『所沢市史研究』第19号、1996年) 「近世相州の神事舞太夫と神楽師集団の動向―愛甲村萩原家・祓講を中心に」(『民俗芸能研究』第36号、2004年) 「習合家神職集団の形成と展開―近世武州における神事舞太夫の事例を中心に―(上)(下)」(『埼玉地方史』第56・57号、二〇〇六年、二〇〇七年) |
日時 | 4月14日(土)PM1-5 |
会場 | 台東一丁目区民館・第3集会室 台東区台東1-25-5 03-3834-4408 |
主催 | 東日本部落解放研究所 鉦打・時宗研究会 03-5603-1863 |