カテゴリ:会員の著作・編著作
【出版社/価格/発売日】解放出版社/税込5,500円/2021年6月
本書は、近世の弘前藩における被差別集団の支配形態をたどるなかで、西日本で言われるような、穢多・非人というカテゴリーでは把握できない、藩域を越える、多様で動的な被差別集団のありかたを明らかにするものである。
浪川健治(なみかわけんじ)1953年生まれ。筑波大学名誉教授。博士(文学)。主な著書に、『近世日本と北方社会』(三省堂、1992年)、『アイヌ民族の軌跡』(山川出版社、2004年)、『近世北奥社会と民衆』(吉川弘文館、2005年)、『東日本の部落史 東北・甲信越編』(東日本部落解放研究所編、共著、現代書館、2018年)、『明君の時代—十八世紀中期〜十九世紀の藩主と藩政』(編著、清文堂、2019年)、『近代移行期における地域形成と音楽』(共編著、ミネルヴァ書房、2020年)ほか多数。